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第69回菊花賞 回顧

オウケンブルースリ


前半1000m58秒8は長距離G1としてはハイペースの数字だが、それはかかって飛ばしたアグネススターチとノットアローンにのみ当てはまるペースであり、離れて追走していた後ろの組にとってはむしろスローとも言える流れ。それでも4角手前の下り坂で一番人気オウケンブルースリがスパートを開始したことにより直線だけの瞬発力勝負にはならず、力勝負の結末になったのではないか。
だから、明らかに距離不向きだったマイネルチャールズや、気性に折り合い難を抱えるスマイルジャックなどはこの特殊な距離からの短縮に活路を見い出すこともできるが、やはり勝ち馬との力の差は歴然だったように思う。

オウケンブルースリはダービーが終わったあとに初勝利を挙げ、夏の間だけでG1馬にまで登り詰めた。デビューしてからわずか184日での菊花賞制覇は最短記録を更新するものらしく、陣営の手腕は大いに評価されるところだ。
馬の力を信じて自分で仕掛けて最後まで末脚を持続させた内田騎手の好騎乗もあった(それにしても地方出身のジョッキーはしぶとく最後まで脚を持続させる)。
次走にジャパンカップを目指すらしいが、そこでも脚質的に好勝負の可能性は大いにある。

2着フローテーションは藤岡佑介騎手が悔やむほど道中引っ掛かっていたが、それでも末脚を伸ばしての連対だから立派。リアルシャダイの肌に父スペシャルウィーク。長距離路線ではこれからも有望だろう。
ナムラクレセントも先行勢総崩れの中での3着粘り込みは実力の証。

ただ、この2、3着の2頭にしても勝ち馬には力でねじ伏せられた感は否めない。
3冠ロードは終わり、これから各路線で古馬を交えた戦いへとステージは移る。一足早めに古馬との頂上決戦に挑むこの世代の最強馬ディープスカイ共々、各路線での彼らの今後に目を移そう。


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第69回菊花賞 展望

Not Alone


皐月賞馬もダービー馬も神戸新聞杯2着馬もいない、戦国菊花賞。
押し出された人気は夏の上がり馬オウケンブルースリだが、実績としては神戸新聞杯3着のみ。重賞での連対実績すらない。もちろん全幅の信頼を置く訳にはいかず、ただメンバー的に一枚抜けている可能性もあり、対抗評価。

淀の坂越え3000mの長丁場、しかも混戦となれば物を言うのは騎手の腕ではないか。
本命には長距離を乗らせれば天下一品の横山典弘ノットアローンに期待する。
距離が不安視されたセントライト記念でも上手く折り合い、長く良い脚を使って最後まで粘っての3着。2度の坂を上手に越えて、目指すは早めの抜け出しから直線の粘り。横山典弘ならやってくれると信じる。

あとはもう順番はつけられない。
春の実績馬マイネルチャールズ、スマイルジャック。上がり馬ダイワワイルドボア、スマートギア。神戸新聞杯5着が好内容のロードアリエス。末脚鋭いナムラクレセントとベンチャーナイン。

ただ、特注はメイショウクオリア。
京都で重賞を制覇している、もしかしたら京都専用機。前走17着と負け過ぎは気にはなるが、角田の大胆な騎乗にも期待。


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第13回秋華賞 回顧

秋華賞結果


やはり、どうもこの世代は分からない。
桜花賞、オークスに続き3歳牝馬最終G1も終わってみれば春以上の大波乱の結末。実力拮抗の混成模様なのは分かってはいたが、同レベル上に密集する馬の数が思っていたよりも多そうで、しかもその力差も思っているよりも小さい。
そんなことを感じさせる秋華賞だった。

馬群に沈んだ桜花賞馬もオークス馬も、おそらくこれといった敗因はないのだと思う。少し速いペースを中団~後方で折り合っていたようだし、際立った不利も見受けられなかった。
おそらく有力馬のジョッキーもこれほどまでに力が拮抗しているとは思っていなかったのではないか。しかし、外を回しては届かない。なぜなら、距離ロスを補うほどの力の差がなかったからだ。

勝ったのはそれを証明するかのように、インに貼りついて最短コースを抜け出した岩田ブラックエンブレム。
人気がなかった故の大胆な騎乗の結果でもあったのだろうが、スムーズに流れに乗って内を鮮やかに捌いて抜け出した騎乗は見事。
ずっと前が開いていた幸運もあった。

内でスムーズに折り合って直線だけ外に出せたムードインディゴ。
3コーナーから早めに仕掛けて(ハイペースに臆することなく自分のレースに徹した佐藤哲三は素晴らしかった。馬は違うが、タップダンスシチーを思い出させる好騎乗だった)後続に脚を使わせ、自身は自分のレースができたプロヴィナージュ。

隙のない走り(騎乗)と幸運。
大混戦のレースではそれらが勝負を分かつ。

58秒6の淀みないペースから、秋華賞歴代4位の1分58秒4の決着。
また、出走すら叶わなかったマルティンスタークが1000万を、ポルトフィーノが1600万を、古馬を撃破してあっさり勝ち上がったことからも、もしかしたらハイレベルの大混戦世代なのかも知れない。

これからそれぞれの路線へと羽ばたいていく彼女たちの今後はとても楽しみだが、馬券的にはまだまだ悩まされそうだ。


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第13回秋華賞 展望

マイネレーツェル


大荒れの桜花賞、オークスに続き、前哨戦も勝ち馬が一定しない相変わらずの混戦3歳牝馬路線。
本当に少しの要素の違いで着順が入れ替わる、能力紙一重の世代なのだろう。
ましてや舞台は京都の内回り。
予想は難しい。

思い切ってマイネレーツェルに期待した。
直線だけの追い込みでレジネッタと0.3差の桜花賞、直線不利があったオークスを度外視して、休み明けのローズSはやはり力のあるところを見せて叩き2走目の桜花賞馬を差し切り。
小さな馬だけに休んでの馬体増は歓迎だし、唯一の4勝馬の根性に期待する。

対抗は迷った(本命も迷ったが)末に、やはり安定感増してきたレジネッタ。
末は確実に伸びるし、不利を受けにくい外枠も奏功だろう。
前走で改めて脚を測れた小牧。G1ジョッキーとして落ち着いた騎乗をすれば結果はついてくる。

対抗に迷ったもう1頭は大外安藤勝己オディール。
ローズSは伸びない内を突いて早めに抜け出したが、外から一気に強襲されただけ。休み明けとしては上々の4着だし、何しろ鞍上が大舞台に強いアンカツ。
京都2戦2勝の馬ともども、思い切った騎乗をされると怖い。

混戦だけにヒモも手広く。
オークス馬の底力はもちろん警戒、トールポピー。末脚切れるムードインディゴとメイショウベルーガ。その他春の既成勢力エフティマイア、レッドアゲート、ソーマジック、リトルアマポーラだが、大穴なら夕月特別の内容が優秀だったブライティアパルス。


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Keep Dreamin'

サムソン

改めて思い知らされる、ヨーロッパのタフな競馬。

2年越しの夢を賭けて、日本競馬の期待を背に、勇躍凱旋門賞に挑んだメイショウサムソンは、しかし、10着と壁に跳ね返された。

4番ゲートに誘導されたメイショウサムソンは、ゲート入りしてすぐのスタートに戸惑う。
何とか出遅れずにスタートできたものの、好位を取りにいくためにスピードが乗ったところで、左右から進路を防がれる。
道中は日本競馬のようにバラけない。びっしりと馬体を併せて密着した馬群はそのままの状態で直線まで続き、武豊は外に出すことが出来ず、腹をくくって最後の直線でインを突く。
だが、またしても他馬に豪快に体当たりされ、開いたスペース目掛けて必死に抜け出しを図るものの、もう余力はなかった。

度重なる不利を嘆いているのではない。そんな生温いことを言っていたら、いつまでたっても世界の頂点には立てないのだ。
パドック、ゲート入り、ペース、道中、芝の質、他馬やジョッキーのレベル…。全てにおいて、日本とは異なる。まるで、違う競技のように。
でも、それでも世界に挑むならば、やはりじっくりと腰を据えての挑戦が必要なのだろう。
確かに大金が必要かも知れない。
それでも、世界の頂点に立つためには…。

勝ったザルカヴァは強かった。歴史に残る牝馬になるだろう。メイショウサムソンと同じような位置取りから、一瞬にして突き抜けた。
メイショウサムソンは、例え好位につけていたとしても負けていただろう。
世界の競馬で互角の勝負をするには、少なくとも誰にも負けない勝負根性と非凡な瞬発力が必要だ。
そう考えると、やはりエルコンドルパサーとディープインパクトは別格だったと思える。

ただ、メイショウサムソンの仕上げは完璧に近かったように思う。
異国の地で、初挑戦で、ここまで仕上げた陣営は批判されるべきではない。
また、勝ちにいくために直線思い切って内を突いた武豊の騎乗も、同じく批判することはできない。

いつの日か、その頂へ。
夢はまだまだ続く。


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第42回スプリンターズステークス 回顧

スリープレスナイト2

新人の年に40勝を挙げ、最優秀新人騎手賞を受賞してから早16年。順調に勝ち星を重ね続け、階段を駆け上がっていた矢先に待っていた目の病気。
ブランクの間に同期の後藤にG1勝利で先を行かれた。もう騎手を辞めようかとすら考えた。
でも、サイレンススズカやゴールドアリュールの背中を知っている男は、4度の手術を乗り越えて復帰。
そして、ようやく今日。10年振りの重賞制覇が、悲願のG1。涙のG1、上村洋行。

スタートだけ気をつけて、実際に好スタートを切ると、あとはもう独壇場だった。
G1としては遅いペースを好位で追走。抜群の手応えで直線弾けた。
スリープレスナイトの実力を信じ切った素晴らしい騎乗で、最後の直線入口でキンシャサノキセキが外から馬体を並べかけたときにも焦らず、溜め切った脚を解放すると、あっという間にキンシャサノキセキを突き放した。

馬はこれで5連勝、重賞3連勝でのG1制覇。
鞍上は17年目にして初のG1勝利。
見事な完勝だった。

2着キンシャサノキセキは岩田が抑えて、これ以上巧く乗って、それでもスリープレスナイトには最後一瞬で置いて行かれた。今の時点での力は出し切っており、今回のレースでは力及ばず。勝ち馬とは破壊力が違った。
それでも、高松宮記念に続く2着で、1200での性能はやはり素晴らしいものがある。
まだまだ活躍が見込める。

4角でペースアップしたときに少し立ち遅れたが、直線ではよく粘ったビービーガルダンが3着。
北海道での成績が本物であることをG1初挑戦で3着という結果で証明し、これからのスプリント路線でいっそう楽しみな存在となった。

他にサマースプリントシリーズを使ってきた他の馬たちは、結果的に疲れが残ったということになるのだろうか。
夏を盛り上げるこのシリーズも、G1につなげるためには使い方が難しい。
また、一番の叩き台となるセントウルステークスも、本番から中2週では休み明けを叩いて飛躍的に上昇させるための調整が難しいのではないか。
スズカフェニックスはスローペースの中よく追い上げたが、ファイングレイン(敗因は坂など他の要素もあるかも知れないが)を見ていて前哨戦の位置づけを考えさせられた。

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第42回スプリンターズステークス 展望

スリープレスナイト


久しぶりに書くG1展望。
いよいよ始まる年末へ向けてのクライマックス、秋のG1シーズン。
舞台は電撃、中山のスプリント。

春の高松宮記念とは様相が違う。
もの凄い勢いで頂点に上り詰めた王者は復帰戦で9着に敗れた。同じく3着馬も同じレースでの復帰戦で8着敗退。
夏にスプリントシリーズが出来たからか、夏の間に北海道で九州で勢いをつけてここに乗り込む馬が多数。
混戦だ。

実績馬と上がり馬と合わせて有力馬は多数いるけれど、実績馬に春の勢いが感じられない限り、上がり馬から入りたい。
中でもスリープレスナイトは現在4連勝中。CBC賞で2着に1馬身と1/4、北九州記念で2馬身ちぎった。これは短距離では圧勝に値する。
しかも芝・ダート問わずスプリント戦では8勝2着1回という凄まじい成績。調教も動いたし、枠も理想的な外枠14番。上村が落ち着いて乗れば、死角はない。本命にしたい。

相手が難解。
まず頭に浮かぶのは岩田操るキンシャサノキセキ。高松宮記念2着馬で、夏の北海道から始動して1着、3着。南半球生まれで遅咲きの馬がようやく本格化したか。スプリント戦で安定感ある走りをする。
だが、前に馬を置いて折り合いたい馬が大外8枠15番。中山での2勝は新馬からの2戦のもので、岩田自身も認めているように坂に不安は残る。もちろん押さえるけれど、少し評価を下げたい。

対抗には同じ掘厩舎のジョリーダンスに期待したい。
これまで敢えてスプリントを使って来られなかったが、休み明けのセントウルステークスでゴール直前強襲の4着。上がりは確実に脚を使えるし、叩き2走目、(2,2,0,1)と得意の中山で鞍上内田。差しが決まり出した最終週の中山だったら、直線間に合う。

混戦だけに他にも多数。
上記キンシャサノキセキはもちろん、夏の間に急速に力をつけた安藤勝己ビービーガルダン、カノヤザクラ。当てにはしづらいが、意外性が怖いシンボリグラン。直線一気に賭けるトウショウカレッジ。もちろん、スズカフェニックス、ファイングレイン。
穴には前々走がフロックとは思えないタニノマティーニ。警戒は必要だろう。

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挑む

サムソンinフランス


エルコンドルパサーが惜しくも2着に敗れ、マンハッタンカフェ、タップダンスシチーが散り、ディープインパクトでさえも3位入線、のちに失格処分となった。
凱旋門賞の頂は遥か高く、その壁は果てしなく厚い。

だが、挑み続けなければならない。そこが、世界の最高峰である以上。

今週の日曜日は秋競馬の開幕戦スプリンターズステークスであるばかりではなく、メイショウサムソンが挑戦する凱旋門賞の日でもある。

相手は強力だ。
6戦6勝無敗の仏オークス馬ザルカヴァを筆頭に、同じく6戦6勝無敗の仏ダービー馬ヴィジョンデタ、昨年の愛ダービー馬ソルジャーオブフォーチュン、良馬場条件での出走のG1レース5連勝中のデュークオブマーマレード…。

このメンバー相手に、しかもぶっつけ本番での勝負に、日本国内でも悲観的な意見が多い。
マスコミの騒ぎ方もディープインパクトの挑戦に沸いた一昨年の十分の一か、百分の一か。本当に今年日本馬が挑戦するのかと疑うほどに寂しい限りだ。
ただ、それも仕方ない面はある。メイショウサムソンは今年に入ってまだ未勝利(G1を2着2回)。ディープインパクトの最大の敗因とも言われている、現地レースの叩き台なしでのぶっつけ本番。近年最強とも言える対戦相手。

でも、やっぱり挑まなければならない。
2年越しでの出走にこぎつけた陣営には、勝つまでの執念が宿っているはずだ。
これが4回目の挑戦になる武豊(過去3回は6着、3着、失格(3位入線))も、渾身の騎乗を見せてくれるだろう。
走る前から「掲示板にでも乗ってくれれば」なんて、馬にも陣営にも失礼だ。

メイショウサムソンは、日本ダービー馬だ。世界最高峰に挑戦するに十分に値するし、挑戦する限りは、頂目指して走るのだ。

10月5日深夜は、歴史的瞬間を信じて、応援したい。

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