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第33回エリザベス女王杯 回顧

リトルアマポーラ


脚質というのは不思議なもので、その馬のスピードやスタミナや気性など様々な要因が重なって、陣営や騎手がその馬に合うと思われる脚質ができあがる。だから、それをすぐに変えることはとても困難だし、ましてや変わったとしてもそれが結果に結びつくことは極めて稀だろう。
だから、ルメールがリトルアマポーラでやってのけたことは、簡単そうに見えて、実は誰にでも簡単にできることではない。まさに、魔術のような騎乗だったのだ。

前目の5~6番手でピタリと追走し、カワカミプリンセスが横目に見えるか見えないかの一瞬で、すーっとまた突き放して直線。余力十分の手応えで前を捕え、結局そのままカワカミプリンセスとベッラレイアを封じ込めてみせた。
これまで追い込み一辺倒だった馬に無理させることなくあの位置を取るところがルメールのすごさ。だからこそ、最後も伸びを欠くことがない。
リトルアマポーラ自身が桜花賞2番人気、オークスで1番人気に支持されたほどだから、もちろん馬の能力があってのことだが、それを最大限に引き出すことこそが騎手の実力。素晴らしい騎乗だった。

カワカミプリンセスは、本当はリトルアマポーラの位置取りがほしかった。また、スパッと切れるのではなく長く良い脚を使い、勝負根性で前を競り落とすタイプだけに、4コーナー手前では多少無理してでもリトルアマポーラに併せたかった。
ただ、1倍台の大本命。今回の騎乗を無難とまでは言わないが、思い切った騎乗が出来ない立場だったことも事実。その中で横山典弘の騎乗はほとんど完璧だった。

3着ベッラレイアにしてもそうだろう。
最後の脚こそが持ち味の馬で、本番のG1の舞台で、秋山も無理して前に位置づけることはできない。カワカミプリンセスマークが精いっぱいの策だっただろう。

結果的に2、3着馬はそれぞれ前の馬をマークして、仕掛けのタイミングも一緒。こうなったら道中の位置取りがそのまま着順になるのも仕方なく、結果的に各馬全力を出し切っての1~3着だけに、悔いの残る展開とはならなかった。ただただ最初の位置取りの差が明暗を分けた格好で、(ベッラレイアは別として)ルメールの方が横山典弘よりも巧くポジションを取ったということだろう。

ただ、3歳時のド迫力を知っているだけに、カワカミプリンセスには正直物足りない部分も感じられたし、ベッラレイアにしても昨年ウオッカやダイワスカーレットと戦っていたときの切れ味は鈍ってきたように思った。
騎手の位置取りの差以外にも、伸び盛りの3歳馬と、少しずつ衰えゆく4、5歳馬との差もあったのかも知れない。



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